「反射」とは

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

今回は身体の反射について書いていきたいと思います。

 

反射とは

 
 
反射とは身体外部からの刺激に対して起こす身体の反応になります。
 
 
 
 
刺激⇒感覚受容器の興奮⇒神経系の経路を通って神経の中枢部へ⇒脊髄の前角細胞にて情報の集積⇒神経系の経路を通って末梢のコントロール器官へ。
 
 
 
 
といった経路を通って反射という身体反応が起こります。
 
 
 
 
反射は刺激の大きさや速さ、幅によってその反応が異なります。
 
 
 
 
感覚受容器の状態にも依存します。
受容器が興奮しやすい状態であれば、同じ刺激でも神経の発火状態が変わります。
 
 
 
刺激自体は外部刺激であることがほとんですので、身体の反応に対して関わるのであれば、感覚受容器の状態を調整する、あるいは中枢から前角細胞に向けての調整経路を調整することが必要になります。
 
 
 
 
刺激に対してどのように捉えてどのように反応するかどうかは生理学的に基づくのならば、その反射経路の求心性の経路としての状態と遠心性の経路のしての状態に起因していきます。
 
 
 
 
神経の周りの組織をみていくと、筋肉や血管(神経自体も血液供給にて栄養の補給をされています)、また体の動きによってはストレッチされたり縮んでいくこともあります。
 
 
 
 
神経の状態も反射という反応にとても関わってきます。
 
 
 
 
感覚器官の状態
感覚器官の興奮を伝達する神経系の状態(求心路)
前角細胞での集積の状態(脳から抑制性のコントロール機構とのバランス)
脊髄から抹消に向けての神経系の状態(遠心性)
反射に係わる経路に加えてその周囲の状態
 
 
 
 
という5つの視点をもつことによって、反射の解釈(情報と身体の動きとしてのアウトプット)を相互に行い、また反射の状態を捉えることが出来ます。

 

 

反射の神経経路

反射の調整機構として中枢部(脳からの)から前角細胞に向けての神経経路をあげました。

 

単純に刺激⇒求心性の神経経路⇒遠心性の神経経路⇒各器官

という流れは変わりません。

 

 

この流れに影響を与えるものとして、中枢部からの調整が挙げられます。

 

 

赤ちゃんの時に出ていた反射が発達とともに徐々に減弱していくことがあります。

これは中枢(大脳皮質からの)からの抑制性コントロールがなされているからです。

 

この抑制性のコントール信号が状態に合わせてなされていない場合、反射は亢進します。

要は過剰な反応として表出されます。

 

 

また、外部からの刺激が多きすぎても、中枢からのコントロールを無視して反応してしまうため、固まって動けない状態になってしまったり、適度に動きを行うことが出来ないという状態に陥ります。

 

抹消神経系のその反射ループに関してはその後の中枢部のコントロールにより解放していくことができます。

これをディスチャージ(放出)といいます。

 

 

この末端の状態を中枢でどのようにコントロール信号をあげていくかは、まず末端の状態を把握する必要があります。

 

 

ピラティスやヨガではこれを「気づき」として捉え、ピラティスでは構成される基本原則の1つとなっています。

 

 

自分でも訳の分からない表出にならないようにしていくには、この気づきを深めていくことが大切になってきますね。

 

 

まとめ

・動きを構成する要素としては、末端をコントロールする神経系とそれを調整する中枢神経系の働きがある。

・この中枢神経系の働きがなされた時に表出している運動を協調運動という。

 

 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。

     
     
     

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