身体の司令塔と効果器

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

前回は自律神経系の状態を身体運動についての記事をあげました。

(前回の記事は下の画像をクリックしてみてくださいね。)

今回はもう少し解剖学的なことを書いていってみたいと思います。

 

 

身体を動かす司令塔

 
身体を動かす司令塔とは中枢神経や末梢神経といった「神経系」になります。
 
これらの神経系に支配されている器官が、筋肉や血管、内臓などです。
 
身体にはこの司令塔となる部分と、この司令塔によってコントロールされている器官があります。
 
この両者にはその器官そのものの状態があり、司令塔にもコントロールされる器官にもそれぞれ「その状態」があります。
 
例えば司令塔である神経系が興奮し続けている状態ではどうでしょうか。
コントロールされる器官自体も興奮し続けている(緊張し続けている状態)状態になってしまいます。
 
運動のように司令塔そのものの指令を認識しながら行うことができるのが「身体運動」であり、その末端の器官の状態の感知や状態の調整自体を行っているのが自律神経系です。
 
器官自体の状態がニュートラルでなければ、体性神経系である運動神経はどれだけ末端の器官をコントロールしようとしてもうまくいくはずがありません。
器官の状態と神経系の活性化自体に解離が生じてしまい、外部の刺激自体のとらえ方や身体への感覚自体の認知自体にも解離が生じてしまいます。
 
交感神経が優位になりすぎると、皮膚血管は収縮して筋肉への血流量は増加します。
筋肉への酸素供給量は増えますが、皮膚への酸素供給量は低下します。
 
このような場合、皮膚の感覚器官はどのような状態なのでしょうか。
身体の最表面である感覚器官の感覚情報を細かく認識できない身体の認知とはいかなるものなのでしょうか。
 
自律神経系と体性神経系は直接的には関係してはいませんが、運動の成り立ちという視点で身体の身体性をとらえた場合、身体の一貫性はこのように連続し、繋がっています。
 
筋肉だけではなく、血流や神経系、感覚器官と運動が統合的に認識される中で、生きていく中での動きを体現してく必要があるのです。
 
では身体の動きを例に司令塔の状態を末端の状態をとらえてみましょう。
 
 

 
 

司令塔と末端

 
例えば足を曲げるという動きをする場合、どのくらい曲がっているのかという角度やどの程度の速度で曲がっているのかという速度の認識などその「動きの状態」を常時とらえながら足を曲げています。
 
では、この曲がっているという感覚情報自体が解離している状態ではどうでしょうか。
過剰に曲がっていると認識してしまうかもしれませんし、あまり曲がっていないと感じるかもしれません。
 
では、この感覚情報を定義しているのは、感覚情報だけではなく、その感覚を身体内部へ情報として捉えて伝達していく部分の解釈も関わります。
器官自体が感覚情報を過剰に解釈してしまっているかもしれないし、逆に極端に少ないと解釈してしまっているかもしれません。
 
情報を身体内部でどのようにとらえているのかということを考えると、司令塔自身の状態も末端の状態に依存しますし、末端の状態も司令塔の指示に依存します。
 
インストラクターを例に例えると、インストラクションは上記で言えば司令塔ですね。
 
この司令塔の状態によっては、生徒さんやクライアントさんも動く方向性やリズムがどのようになるのかが大きく左右されてしまいます。
 
また、神経系にはミラーニューロンという神経機構があり、双方の神経系はその状態を認識しあうシステムがあります。
 
 
つまり、伝える側の神経系の状態は受け取る側の神経系の状態に影響します。
 
 
動き1つをとらえても、司令塔の状態に加えて、末端の状態の把握や調整も大切になってきます。
 
 
身体をコントロールしようと思ってもうまくいかない場合は末端の状態が司令塔の状態とリンクしていないかもしれません。
そのためには、身体内部のオリエンテーションが必要であり。これは運動の質にも関わります。
 
 
エクササイズや姿勢、アーサナをより深めていく際にはこられのことを気づき、感じながら行っていくと深みが増してくると思います。
 

 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。

     

     

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