Somatic Neutrality®とは身体性という、「ヒト」の身体のみでなく、心、社会、文化、環境など身体を取り巻く物理的な、あるいはそれ以外に生物としての「ヒト」に関係している媒介を包括したアプローチモデルです。このアプローチモデルはボディワークに分類されます。(ボディワークについてはこちらをクリック)
Somatic Neutrality®の背景には以下のようなものがあります。
・解剖学、生理学、運動学などの基礎医学
・身体心理学
・ピラティス
・ヨーガ
・アタッチメント(愛着理論)
・ポリヴェーガル理論
・トラウマ療法
・比較解剖学
・人間発達学
・現代物理学
「からだ」と「こころ」について学ぶことに加えて、その瞬間-瞬間の状態に「気づく」ことが非常に重要です。これらを体系的、体験的に学んでいく場がSomatic Neutrality® Practitioner養成コースでは準備がされています。
では身体が整っている状態とはどのような状態なのでしょうか。「正常」や「正常値」とされている範囲から逸脱してしまっている「状態」には理由があります。それは必然的な状態である場合もあり、心身ともに適応しているだけかもしれないのです。
Somatic Neutrality®ではその時、その時の有機的な心身の変化に沿いながら身体を通じて自身に働きかけていきます。単にエクササイズを行う、単に姿勢を矯正するのではなく、何を「意識」して何を「感じて」そしてこれらとともにどのように「行動選択」をするのかがポイントです。神経系や知覚、身体感覚、他者との関係、アタッチメント、身体性力学など最終的には「統合」を目指し、よりよく生きることを目的にしています。
つまり、身体との「共生」がテーマです。
まずは、ご自身の身体の状態に気づくことから始まります。
個々の身体や神経系のパターンを尊重しながらワークをしていきます。
Somatic Neutrality®Practitioner養成コースはBasics、Level 1~Level 5までで構成されています。
全てのレベルのトレーニングを修了され、既定のログブックを埋めることができればSomatic Neutrality® Practitionerとして認定されます。
Somatic Neutrarity®Practitionerに認定された方には、さらにマスターコースが準備されています。マスターコース以外にも応用コースとして以下の4つのコースから成り立ちます。
①部位別(頭頸部〜足部までの全身を部位別に応用していくコース)
②症状別(症状別に応用をしていくトレーニング)
③年齢別(老年学に基づいたトレーニング)
④産前・産後(産前・産後のケアに応用していくトレーニング)
※資格認定に関してはBasicsでご説明させていただきます。