脊柱の構造的な特徴と動きの特徴について

こんにちは、Bodywork Salon Compasses代表、理学療法士・ボディワーカーのDaisukeです。

今回は、脊柱の構造の特徴と動きの特徴についてご紹介していきます。

脊柱の名称的な分類

脊柱は名称によって５つの部位に分けられます。

上から

①頸椎

②胸椎

③腰椎

④仙骨

⑤尾骨

の５つです。

これらの背骨1つ１つは関節を構成して、繋がっています。

繋がっているということは、脊柱の動きは全体が連動して動きます。

脊柱の動きの繋がりとその動きは、関節の形状に依存しています。

例えば胸椎は椎間関節という関節面が前額面に近い関節面であるため、胸椎の動きとしては、左右へ傾く「側屈」という動きが得意です。

腰椎では椎間関節面が矢状面に近い関節面であるため、屈伸の動きが得意になります。

もちろん、胸椎と腰椎は得意な方向のみでなく、胸椎は屈伸の動きも生じますし、腰椎は側屈の動きも生じます。

また、ヒトの脊柱の動きの特徴として「回旋」という動きによって脊柱全体の動きが連動していくという特徴があります。

この脊柱の捻りによって、胸椎は回旋方向と同側へ側屈が生じ、腰椎は回旋方向と反対側へ側屈が生じます。

これを脊柱のカップリングモーションと言います。

カップリングモーションが生じることによって、歩行中の左右への衝撃を吸収しやすくなります。

要は背骨がたわみやすくなるということになります。

衝撃吸収を効率的に行うことができることによって、効率的な動きに繋がっていくのです。

脊柱の弯曲による部位別の名称

一般に、頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯と認識されやすいですが、実はここでは頸部、胸部、腰部という名称のもとその弯曲の位置についてご紹介します。

まず、頸部と胸部の移行部は第4胸椎であり、胸部と腰部の移行部は第12胸椎になります。

このそれぞれの部位で頸部の前弯が胸部の後弯へ移行し、胸部の後弯が腰部の前弯へ移行していきます。

頸部＝頸椎、胸部＝胸椎、腰部＝腰椎ではなく、それぞれの弯曲の移行部によって分類することもできます。

つまり、脊柱のカップリングモーションの移行部も上記のように第４胸椎、第１2胸椎になります。

臨床上でもこのように弯曲の移行部という視点を持った上で、アセスメントを行うと、脊柱の動きの中でどの部位がどの方向に動いているのかを見分けやすくなりますので、是非ご参考になさってください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

お知らせ

※セッションのスケジュールは随時更新しております。
※下記カレンダーにてスケジュールをご確認後、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。

ご予約可能スケジュールカレンダー

クリックしていただくとセッション可能な時間帯の詳細をみることができます。

 

 

 

Bodywork Salon Compassesとは

こころとからだの指針を紡ぐBodywork Salon Compassesではヨーガとピラティスなど心身のアクセスを通じた心身コンディショニング・姿勢の改善、タッチセラピー（マッサージ、整体）による痛みのケア（関節痛、首痛、頸部痛、首コリ、肩凝り、背部痛、腰痛、股関節痛、膝痛、足痛や足部の変形：外反母趾など）、循環改善・むくみケア、姿勢と歩きの改善を行っています。ホームページではセッションの内容や料金について詳細がわかりますので、「ホームページはこちら」をクリックしてのぞいていみてください。

ホームページはこちら↓↓

 

YouTube

公式YouTubeチャンネルではボディワーク動画を定期的に更新しています！チャンネル登録やいいね！をよろしくお願い致します。

https://youtu.be/eD6u4tRyzqE?si=54X5T36b8-ieCa6c

 

LINE

LINEお友達登録でお得な情報がゲットできます！
お友達登録は下記ボタンをクリック！

 

Facebook

Facebookでのシェアやいいね！もよろしくお願い致します！

 

X（旧twitter）

Xでもボディワークの動画をシェアしていますのでよろしければフォローをお願いします！

Tweets by CompassesSquare