ボディワークに活かす解剖学

こんにちは。理学療法士、ボディワーカーのDaisukeです。

今回は、理学療法での運動療法やヨーガ、ピラティスに活かす解剖学について綴っていきます。

是非最後までご覧ください。

解剖学とは~What is Anatomy~

簡潔に言えば、解剖学とは身体の組織や形態・構造を研究する学問です。

では生理学とは何でしょうか?
生理学は身体の機能を研究する学問です。

もう一つ運動学とは何でしょうか?
それは身体がどのように動いているのかを研究する学問です。

つまり…構造や形態を知るのが「解剖学」、その構造や形態がどのように機能しているのかを知るのが「生理学」、構造や形態がどのように動いているのかを知るのが「運動学」になります。

そのため療法士の業界ではプロトコールというものがありますが、その中で第3水準の評価をしていくためには上記の基礎医学として分類される学問の知恵が必要になります。

例えば「身体の違和感」があるとして、その違和感はどの組織から発せられているのか、その組織が今どのように機能しているのか、どのように動いているのかという「アセスメント」をする際には必要不可欠になります。

では一例を次に挙げてみましょう。

腰部・殿部の痛みを例に

例えば腰部や殿部の痛みがあるとします。

痛みが発せられている組織が筋肉であるとします。→ここの同定をするのが「解剖学」のみせどころ。

その筋肉がどのような状態で痛みが発せられているのか。→ここの理解が「生理学」。

そしてその筋肉の状態であればどのように関節や筋肉の滑走が起こっているのか。→ここは運動学と生理学。

といったように、身体の痛みや動き1つをとっても、その原因の同定や動きやシステムの評価をしていくためには「解剖学」、「生理学」、「運動学」は必要です。

そして上記の筋肉が痛みを発している組織として、その組織が手術や損傷をした後だとしたら回復の過程の今どの段階や状態にいるのかどうかといった組織修復の過程を知っていることが必要になります。

どの段階でどのようなボディワークを取り入れていくかどうかを考えていくために必要であるためです。

ですので、もちろん「解剖学」、「生理学」、「運動学」の学問的知識を知っておくことは必要ですが、それをどの時に、そしてどのように活かし、使っていくかも重要になります。(4W1Hのように。最近では4W2Hなのかな。)

加えてですが、分析と説明的解釈に加えて、共鳴と感覚といったタッチをする時の自身の状態がどのような状態なのかということも併せてアセスメントできる能力が必要です。

解剖学的、生理学的、運動学的な部分は分析と説明的解釈であり、実際にどのような意図をもってタッチをしているかどうかの部分は感覚的な部分です。

つまり、自分のハンドでタッチしている訳ですから、自分の状態がどのような状態であるかとうことはその時に捉えることができた情報に一貫性があるかないかに関わってきます。

定量的な評価は視覚的な情報ですから、方法が合っていれば間違いはないと思いますが、上記の部分は常にセラピストの意識が必要です。

解剖学講座始まります。

「臨床やボディワークに活かすことのできる臨床解剖学講座」をデジタルコンテンツ アーカイブとして始めていくことにしました。

(続編として「臨床やボディワークに活かすことのできる臨床生理学講座」と「臨床やボディワークに活かすことのできる臨床運動学」の講座も配信予定です)

デジタルコンテンツが完成したら,ブログでご紹介もしていきますので,楽しみにお待ちください。

 

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この記事を書いた人

Daisuke Nobuchika

・Bodywork Salon Compasses代表
・Somatic Neutrality®考案者
・理学療法士
・Somatic Experiencing™ Practitioner(SEP)
・Somatic Experiencing™︎ マスタークラス Eye of the needle修了
・Somatic Experiencing™︎ マスタークラス 慢性疼痛と症候群 修了
・Yoga Teacher(Kaivalyadhama Yoga Institute Certificate Course in Yoga修了)
・Somatic Resilience and Regulation®修了
・側弯トレーナー
・DE GASQUET®INSTITUT基礎講座、ぺリネのABC受講修了

広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールに積極的に取り組み、全国大会やAll Japanに出場。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活動のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス マスタートレーナーコース修了。2022年SEP取得。同年SRR修了。2023年Kaivalyadhama Yoga Institute Certificate Course in Yoga修了。現在、理学療法士とサロンでのセラピストとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。

 

Bodywork Salon Compassesとは

こころとからだの指針を紡ぐBodywork Salon Compassesではヨーガとピラティスなど心身のアクセスを通じた心身コンディショニング・姿勢の改善、タッチセラピー(マッサージ、整体)による痛みのケア(関節痛、首痛、頸部痛、首コリ、肩凝り、背部痛、腰痛、股関節痛、膝痛、足痛や足部の変形:外反母趾など)、循環改善・むくみケア、姿勢と歩きの改善を行っています。ホームページではセッションの内容や料金について詳細がわかりますので、「ホームページはこちら」をクリックしてのぞいていみてください。

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