こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
本日はFRピラティス腰痛のためのエクササイズ「バランシング アダクター」についてのデモンストレーション動画と解説です。
動画は下の画像をクリックしてね!!
目次(Contents)
バランシング アダクターの効果
バランシング アダクターの効果は以下の通りです。
・身体の正中化
・股関節内転筋の活性化
今回は身体の正中化の重要性と股関節の内転筋との関係性について解説していきます。
身体の正中化
ヒトは身体の正中化を行うことができるようになったことで、片脚立ちができるようになり、これによって効率的な身体運動やバランスをとることで様々な競技を行うことができるようになりました。
この身体の正中化というのは、大腿骨の構造を見ても、確認することができます。

上の図のように、ヒトの骨格に近い類人猿の骨格をみても、大腿骨のつけねの角度がヒトの方が大きくなっており、大腿骨がより正中によりやすい骨格となっており、片脚立ちになるために必要な骨格に変化してきたということができます。
このようにヒトにとって四肢を正中にもってくることや、身体の正中を保持することは移動することに必要な要素であるということを抑えておく必要があります。
つまり、身体のエクササイズやトレーニングをより日常に活かしていこうと思った場合(使用する頻度があがれば、もちろん筋力は落ちませんし、必要であれば筋力がついてきます)この身体の正中を意識しながらエクササイズやトレーニングを行う必要があります。
そしてヒトの正中に位置している骨格は下の図の通りです。

身体を左右に分けた場合、身体の正中にある部位は頭部、脊柱、骨盤になります。片脚立ちになるときはこの身体の正中に対して足を位置させてバランス保持しています。
言い換えると、頭部、脊柱、骨盤がこのように一直線になっている状態で足を内側に寄せた(内転位)にて保持することができれば、身体の正中は崩れることなく保持しやすくなるということになります。
バランスのベースは支える面に対して重心の位置をその真ん中に位置させることであり、この重心の位置がはなから支える面の端に位置していては、動きの遅れが出現してしまったり、重心移動の距離が伸びてしまい効率的に動くことができないといったことが出現してきます。
ヒトの身体は正中を保持しやすいように骨の形態も変化したいますし、この骨の形態の変化によって、重心の意思を支持面(足)の真ん中に保持しやすくなり、移動(歩き)を効率的に行うことができるようになったのです。
股関節の内転筋と身体の正中化
上記でも述べたように、股関節を構成する大腿骨の角度は類人猿との比較の中でも足を真ん中により安くなっているということは明らかです。

この下肢を正中に保持する筋肉が股関節の内転筋群になります。
この股関節の内転筋は下肢を正中に位置していることを保持する筋肉であり、歩きや競技中の下肢の蹴り出しのエネルギー伝達を効率的にしてくれています。
この筋群が下肢を正中に保ち続けることによって股関節から床に対して蹴り出している力を骨を通じて効率的に地面に伝えることができ、パフォーマンス向上にも一役かっています。
もし、この正中を保持できなければ、脚は外に開いてしまい、力自体が外側に逃げてしまいます。
とすれば、蹴り出しの力は地面に効率的に伝わることができなくなり、身体のブレに繋がりかねません。
脚を開いているエクササイズやトレーニングだとしても、下肢を正中に保持するための股関節の内転筋が働くことによって骨盤から上の身体(上半身)のブレを抑えることができるのです。
この正中が崩れると、骨盤も不安定となり、骨盤が左右に開いてしまう現象が出現します。これによって腰部の不安定性にも繋がってしまいます。
以下に身体を正中に保持する筋肉(ここでは股関節の内転筋)が働くことによって、骨盤、脊柱、頭部の位置を正中に保持しやすくなるかがわかりますし、逆に言えば頭部、脊柱、骨盤が正中に保持することができていなければ、股関節の内転筋はうまく働くことができないのです。
身体の正中化というのは身体の「軸の伸長(抗重力伸展活動)」を構成する重要な要素です。
身体が正中に保持することができているということは、身体全体が軸の伸長を行うことができているということにもなります。
このように身体の正中化と股関節の内転筋、そして身体の軸の伸長(抗重力伸展活動)は密接に関係し合っており、これらの関係性なくして、ヒトの骨格特性にあったトレーニングを行うことは難しいのです。
バランシング アダクターでみられる代償動作
①骨盤がぐらついてしまう
考えられる問題点:
・軸の伸長不全
・腹部の弱化
②腰がそってしまう
考えられる問題点:
・腹部の弱化による骨盤の不安定性
・軸の伸長不全
バランシング アダクターのポイント
・軸の伸長を保持し続ける
・股関節の内転筋を感じ続け、軸の伸長に伴う収縮を保持し続ける
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この記事を書いた人
Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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