こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
本日はFRピラティス膝痛のためのエクササイズ「ショック アブソーバ」についてのデモンストレーション動画と解説です。
動画は下の画像をクリックしてね!!
目次(Contents)
ショック アブソーバの効果
ショック アブソーバの効果は以下の通りです。
・下肢の衝撃吸収能力を高める
・軸足の内転作用を高め膝のスラスト現象を予防する
今回は下肢の衝撃吸収機能についての解説と軸足の内転作用と膝の関係性について解説していきます。
下肢の衝撃吸収機能とは
下肢の衝撃吸収能力と言えば、
①足部のトラス機構(足部アーチのたわみによる衝撃吸収)
②股関節の周囲筋の遠心性収縮による衝撃吸収
があります。
どちらの衝撃吸収機能も「軸の伸長」という抗重力伸展活動を前提とし、この抗重力伸展活動(
軸の伸長)を構成する要素である以下の要素が成り立っていることが必要となります。
・正中化
・コアの制御
・アライメント
・肩甲帯の組織化
・足のアーチ
つまり、上記で述べた足部アーチによる衝撃吸収を行えるためにはアーチが引きあがっているという条件があることによってたわむ(トラス機構)ことが可能になります。つまりは軸の伸長が保持し続けられているということは足部の機能による衝撃吸収は可能であるということになります。
では股関節周囲筋の作用による衝撃吸収とはどのような経緯で起こるのでしょうか。
これは、軸の伸長が前提となる脊柱の分節的運動によってなされるものです。
つまり脊柱のカップリングモーションです。
ここで脊柱のカップリングモーションに簡単に解説します。

脊柱のカップリングモーションとは脊柱が回旋に伴い側屈するという動きであり、上図のように脊柱が左回旋した場合、胸部は左に側屈し、腰部は右に側屈し、前後から見た時もS字カーブを呈するというものです。
この左右のS字カーブがあることによって左右方向の衝撃に対して脊柱で衝撃吸収を行うことができます。
このカップリングモーションが起こらなければ、肋骨に囲まれていない頸部や腰部をたわませることで左右方向の衝撃を吸収することになります。
特に腰椎の椎間関節は側屈の動きは得意ではないため、関節に不得意な方向の負担がかかることになります。
脊柱の回旋によるカップリングモーションが成立していると、脊柱が潰れることによる衝撃吸収ではなく、軸の伸長が前提となるたわむことによる衝撃吸収が可能となります。
話を戻します。
この脊柱のたわみによる衝撃吸収が行われていると、脊柱が潰れることがなくなるため、衝撃は股関節にかかり、この股関節にかかる衝撃を吸収しているのが、殿筋群(ここでは左右方向の衝撃吸収であるため中殿筋や小殿筋がメイン)となります。
この殿筋はいずれも遠心性収縮にて衝撃を吸収します。
つまり股関節は足部という支持基底面に上体を移動させる起点となり、片脚立ちを可能にすることと、衝撃吸収機能という2つの役割を果たしています。
他にも歩行時の前方への推進にも関わり球関節の形状を最大限に活かした機能を果たしているのです。
では次に軸足の内転機能について解説していきます。
軸足の内転機能
脊柱のカップリングモーションによる回旋の力を相殺しているのが、軸足の内転機能になります。

逆に言えば、脊柱のカップリングモーションによる回旋の力を回旋方向の下肢の内転機能によって相殺をしていなければ、膝が外側にスラスト(外側に動揺)してしまいます。

膝が外側にスラストするという現象の改善のために、下肢の内転筋を鍛えるということを運動療法として行うことがありますが、この下肢の内転機能の前提には脊柱のカップリングモーションがあり、脊柱の回旋力と下肢の内転機能を同期させる必要があります。
ショックアブソーバでは、この脊柱の回旋によるカップリングモーションと軸足の内転機能をリンクさせつつ、足部のアーチ機能を使用し、身体全体のクッション機能を高めていることになります。
ショックアブソーバで見られる代償動作
①脊柱の回旋ではなく、骨盤の上下動で代償してしまう。
考えられる問題点:
・脊柱の柔軟性の低下
・骨盤の不安定性
②腰椎が徐々に伸展してしまう
考えられる問題点:
・骨盤の不安定性
・腹部の弱化
・腸腰筋の弱化
ショックアブソーバのポイント
・軸の伸長を保持し続ける
・安定させる部位と動かす部位に集中し、身体を連動させる
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この記事を書いた人
Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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