FRピラティス 肩痛に対するエクササイズ「ローラー グリップ」解説

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

 

本日はFRピラティス肩痛に対するエクササイズ「ローラー グリップ」についてのデモンストレーション動画と解説です。

 

動画は下の画像をクリックしてね!!

 

 

ローラー グリップの効果

ローラー グリップの効果は以下の通りです。
 
 
手の内在筋の促通
 
 
肩の内外旋の分離運動の促通
 
 
 
今回は、肩痛と手部の機能の関係性について解説していきます。
 

 
 

末端の機能と代償

手部の機能としては「ものを把持する」ということが挙げられます。
 
 
この手部の機能を使用するために、手部にも足部と同様にアーチが存在します。
 
 
この手のアーチが存在していることで、手指は握りこむことができ、腕の軸をこの手部の機能が連動することによって、肩を詰まらせることなく、肩甲骨から動きを出すということが可能になるということです。
 
 
つまり、手指の機能自体も、肩甲骨の組織化と連動し、手部のを使用してものを把持する際にも、手部の機能が十分に働くことで肩関節での代償(手部の機能だけではものが把持できない場合、前手首の筋肉や肘の筋肉を代償として使用してしまい、結果的に腕を引くという代償動作が上肢全体として生じてしまう)を制御しながら腕を使用することができるのです。
 
 
つまりは、肩の痛みの原因になる一因としては、手部の機能低下も上げられるということになります。
 
 
手部の機能(アーチの構成には手部の虫様筋の機能が必要)、上肢のリーチ、肩甲骨の組織化はセットであり、腕は伸ばして使用するというピラティスの中での動かすポイントにはこの手部、上肢のリーチ、肩甲骨の組織化という3つの要素全てが盛り込まれているのです。
 
 
肩の痛みは関節以外に肩関節自体の筋肉自体が問題となってしまったり、関節の軟部組織が傷害されてしまったり、組織が挟まってしまったり(インピンジメント徴候)といったことが原因となることが多いです。
 
これは外傷ではなく、使い方次第で生じてしまう可能性があります。
 
 
日常からどのように腕を使用しているかということを再認識しつつ、ピラティスを通して腕の使い方を身に着けてみてください。
 
 
また、肩甲骨や上肢のリーチの際には、頭頸部の軸の伸長は欠かせません。これは肩甲骨の組織化がなされていなければ上肢のリーチ動作自体が不可能であるためです。
 
 
頭頸部のニュートラルポジションは上位胸椎からの頸部の前弯の保持がポイントになります。
 
この上位胸椎は上位胸郭を構成し、この部位には鎖骨も含まれます。
 
 
つまり、鎖骨の位置もポイントになってくるということになります。
 
 
頭頸部のポジション、手部の機能、上肢のリーチ、肩甲骨の組織化を連動させた中で肩関節の内外旋を行うと、関節の分離運動として肩関節の動きが促通され、外旋を行う棘下筋や小円筋、内旋を行う肩甲下筋の促通を行うことができるのです。
 
 
上肢帯としての胸部から手部までの連動性をエクササイズを通して感じ続けましょう。
 
 

 
 

ローラー グリップでみられる代償動作

肩がすくんでしまう
 
考えられる問題点:
 
前鋸筋の弱化
 
頭頸部の軸の伸長不全
 
 
肘が過伸展してしまう
 
考えられる問題点:
 
上肢のリーチ不足
 
手部のアーチ低下(虫様筋の弱化)
 
 

 
 

ローラー グリップのポイント

頭頸部の軸の伸長を保持する
 
 
上肢のリーチをし続ける
 
 
視線を落とさない
 
 

 
 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・予防運動アドバイザー
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。

     

     

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