こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
本日はFRピラティス肩痛のためのエクササイズ「サイド アーム スイング」についてのデモンストレーション動画と解説です。
動画は下の画像をクリックしてね！！
目次（Contents）
サイド アーム スイングの効果
サイド アーム スイングの効果は以下の通りです。
・肩外旋筋の促通
今回は肩関節外旋筋の作用について解説していきます。
肩の外旋筋
肩関節の外旋筋にはショルダー エクスターナル ローテーションのエクササイズ解説でも述べたように、小円筋や棘下筋があります。
これらの筋肉は単に肩関節を外旋させるだけでなく、肩の水平外転を行うという機能もあります。
この肩の外旋筋は肩甲骨の前方突出と同時に（前鋸筋と同時に）働くことによって肩関節の安定化をもたらし、また肩の軟部組織が詰まらないように（インピンジメント徴候）肩関節の動きを誘導しています。
このように、上腕骨の動きを誘導するという機能に加えて、サイド アーム スイングで促しているように、肩の水平内転や内旋を制動する働きもあります。
手のリーチ動作（手を遠くに伸ばす動き）では肩甲骨は前方突出し、同時に肩関節は外旋に動くことで、肩甲骨の下制・外転をより促し遠くへのリーチ動作を可能にしています。
この肩関節の外旋位を保持できなければ、肩甲骨の前方突出も行いにくくなってしまいます。
つまりは肩関節が内旋方向に動いた場合だと肩甲骨は挙上してしまい、前方突出を阻害しかねません。
この外旋位を保持することは、肩甲骨の前方突出を助けることにもなり、また肩関節を構成する上腕骨を肩甲骨の関節面に対して安定させ続けるということに繋がってきます。
サイド アーム スイングでは、外旋位での保持をメインの促通とし、筋肉の収縮様式では等尺性収縮（筋肉の長さが変わらず収縮している状態）、もしくは求心性収縮（筋肉の長さが縮まる収縮様式）によって作用しています。
サイド アーム スイングでは特に、手を遠くに伸ばすリーチをした状態で腕を動かし、その中で肩関節の外旋筋をコントロールしています。
この手を伸ばすというポジションが保持できていなければ、動きとともに肩を後方に引いてしまい、肩をすくめてしまう可能性があります。
手をリーチしながら行うことで肩のインピンジメント徴候自体も抑制でき、肩のインナーマッスルであるローテーターカフの作用を促すことに繋がるのです。
サイド アーム スイングでみられる代償動作
①肩をすくめてしまう
考えられる問題点：
・前鋸筋の弱化
・肩の可動性の低下
②肘が曲がりリーチが不十分になってしまう
考えられる問題点：
・前鋸筋の弱化
・ローテーターカフの弱化
サイド アーム スイングのポイント
・腕を遠くに伸ばし続ける
・肩甲骨の動きを意識する
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この記事を書いた人
Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher（Triyoga®︎、3A`s）
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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