こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
本日はFRピラティスミドルエクササイズ「レッグプル フロント（ヴァーティカル）」についてのデモンストレーション動画と解説です。
動画は下の画像をクリックしてね！！
目次（Contents）
レッグプル フロント（ヴァーティカル）の効果
レッグプル フロント（ヴァーティカル）の効果は以下の通りです。
・体幹部の安定性を向上させる
・バランス能力の向上
・身体の正中化
今回は特にレッグプル フロントのホリゾンタルとヴァーティカルの違いについて解説していきます。
ホリゾンタルの記事は下の画像をクリックして確認してみてください！
ホリゾンタルとヴァーティカルの違い
開始のポジションやエクササイズ中の姿勢の保持、動かす部位は同じなのですが、2つの大きな違いはフォームローラーのポジションとそれによる肩甲骨の位置です。
ホリゾンタル、ヴァーティカル共に肩甲骨は外転/下制のポジションを保持し続けますが、ホリゾンタルに加えてヴァーティカルではより肩甲骨を外転位で保持しています。
身体の正中で両手を近づけることで肩甲骨は外転可動性を大きく必要とします。
これにより、前鋸筋が活性化し、同側の外腹斜筋、そして対側の内腹斜筋へと力は連動し、対側の股関節内転筋との協働によって身体の正中をより促通することになります。
例えば上図のように身体が左回旋した場合、左側への身体の回旋力と左股関節の内転筋が共同することで、前方へのエネルギーへと動きが統合され、身体の正中に足を保持することができます。
レッグプル フロント（ヴァーティカル）ではこれを両側同時に行うことで身体の正中化をより意識化することができ、正中で脊柱の弯曲を保持することができるのです。
ピラティスの基本原則ではコアの制御や正中化、肩甲骨の組織化、アライメント、足部の引き上げによる足のアーチという軸の伸長という要素に必要な基本原則を全て網羅し、動きの要素である下肢の分離運動が行うことができるのです。
この身体の正中化が崩れてしまっていれば、支えている側の下肢がぐらついてしまったり、骨盤帯がぐらついてしまう場合があります。
また、アライメントの部分では身体が直立している時のニュートラルポジションと同様のポジションを保持することがポイントとなります。
つまり、エクササイズを通しての身体の正中化は左右方向での正中化はもちろんですが、前後方向の身体の正中化も意識する必要があるのです。
この左右方向と前後方向の正中化を意識することによって、体幹部は安定化し、身体バランスも整えることができるのです。
ホリゾンタルとヴァーティカルは体幹部の安定化は共通していますが、ホリゾンタルはより身体前面の筋肉の活性化を、ヴァーティカルは身体前面筋を使用した身体の正中化の感覚の促通とその中でのバランス能力の向上に対してフォーカスを当てているという部分も少し異なる部分になります。
それぞれのエクササイズの特性を知ることで、各々の身体の何が適しているのかという部分がはっきりとしてくると思います。
レッグプル フロント（ヴァーティカル）でみられる代償動作
①下肢を上げると腰がそってしまう
考えられる問題点：
・体幹部の不安定性
・身体の前後の正中化不全
・腹部の弱化
・股関節の柔軟性の低下
②下肢をあげると骨盤が左右にシフトしてしまう
考えられる問題点：
・支持側の下肢の股関節の内転筋弱化
・足部の不安定性
・上げる側の下肢の股関節の柔軟性の低下
・身体の正中化不全
レッグプル フロント（ヴァーティカル）のポイント
・身体の正中を意識し続ける
・肩甲骨の外転/下制を保持し続ける
・足部のアーチを落とさない
・脊柱の弯曲を保持し続ける
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この記事を書いた人
Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher（Triyoga®︎、3A`s）
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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