こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
本日はFRピラティスベーシックエクササイズ「スタンディング フットワーク」のデモンストレーション動画と解説です。
動画は下の画像をクリックしてね!!
目次(Contents)
スタンディング フットワークの効果
スタンディング フットワークの効果は以下の通りです。
・足部の安定性向上
・バランス能力の向上
スタンディング フットワークのポイントは足部のコントロールになります。
今回は足部を前足部、中足部、後足部に分けてフットワーク中のそれぞれの機能と統合について解説していきます。
足部のアーチとアーチ機能についてやウィンドラス機構、トラス機構についてはFRピラティスベーシックエクササイズ「ヒールレイズ」の記事で解説していますので、下の画像から記事を確認してみてください。
では、後足部、中足部、前足部について解説していきます。
後足部の構成とその動き
後足部を構成する骨は踵骨と距骨になります。

踵骨は距骨と距骨下関節を構成します。
距骨は脛骨、腓骨と距腿関節を構成します。

足首と言われるこの距腿関節の運動軸は膝の屈伸の運動軸より20°程度外旋(外向きに開いている)ので直立している時はつま先は少し外に向いています。

また、足の長軸は踵から第2趾に抜ける線とされており、この足の長軸は距腿関節の運動軸に対して77°程度開いています。

これらの膝関節軸と距腿関節の関係性と、足の長軸と距腿関節の関係性を統合すると、立位において膝が正面を向いている時、足の長軸(踵から第2趾を抜ける線)は約7°外旋位を呈しています。

※ただし、股関節の前捻角が大きい方の場合、足が内側を向いているのがノーマルである場合もありますので注意してください。
また、距腿関節の運動軸は前方から見た場合、内側が外側より高く位置しており、足首を上げる動き(背屈)では足の内側が高い状態となります。
距骨下関節の動きは回内や回外があり、この動きは体重がかかっている時の距腿関節の動きと連動します。
では以前も上げたヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーという足のロッカー機能の中で、この距腿関節と距骨下関節がどのように動いているのかを解説していきます。

ヒールロッカー | アンクルロッカー | フォアフットロッカー | |
距腿関節 | 背屈位 | 底屈位→背屈方向へ | 背屈位→底屈方向へ |
距骨下関節 | 回外 | 回外位→回内方向へ | 回内位→回外方向へ |
中足部の構成とその動き
中足部を構成する骨は、舟状骨、立方骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨になります。

舟状骨、立方骨は距骨や踵骨と踵立方関節、距舟関節を形成し(踵立方関節と距舟関節をあわせてショパール関節という)、内・中・外楔状骨と立方骨は中足骨と横足根関節(リスフラン関節)を構成します。
これらの関節は、歩行時のロッカー機能にて回内や回外を行います。
ではヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーの歩行時のロッカー機能別に中足部の動きを解説していきます。

ヒールロッカー | アンクルロッカー | フォアフットロッカー | |
中足部 | 回外位 | 回外位→回内方向へ | 回内位→回外方向へ |
前足部の動きとその動き
前足部を構成する骨は、第1~5中足骨、第1~5基節骨、第2~5中節骨、第1~5末節骨です。

前足部では各々の足の指同士が関節を形成しているため、比較的回内や回外、指の屈伸など自由度は高く構成されています。
特に前足部では横アーチによる安定性が特徴であるため、こちらも歩行のヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーという歩行のロッカー機能ごとに前足部の動きを解説していきます。
ヒールロッカー | アンクルロッカー | フォアフットロッカー | |
前足部 | 中間位 | 中間位 アーチの保持 |
底屈・回内方向へ アーチ挙上方向へ |
足部機能によるバランス
足部のアーチでは、この後足部、中足部、前足部によって縦アーチが構成され、中足部と前足部に横アーチが構成されています。
アーチはクッション作用と剛性を併せ持ち、全体では前後方向のクッションと剛性を、中足部、前足部の横アーチでは左右方向のクッション性と剛性を発揮します。
後足部、中足部、前足部のそれぞれの動きを歩行の動きと連動させることで、必要なクッション機能と剛性機能を高めることが出来ます。
特に前足部に体重がかかった状態では、後足部は回外していくのに対して、前足部は回内位を保持し、それぞれの力を統合することで足部のバランスがコントロールされているのです。
この前足部の回内位を保持するために、足部第1列の底屈保持がポイントになります。
この第1列の底屈は、母趾内転筋や母趾外転筋が主として行います。
ピラティスの足部の準備運動で行っている内容がエクササイズの中でこのようにいかされているということです。
スタンディング フットワークではこの後足部、中足部、前足部のバランスを構成することが目的になってきます。
スタンディング フットワークでみられる代償動作
①前足部に荷重がかかる時にぐらつく
考えられる問題点:
・第1列の底屈不足
・軸の伸長不足
・前足部横アーチの保持不全
②エクササイズ中に骨盤がぐらつく
考えられる問題点:
・腰部、骨盤帯の不安定
・軸の伸長不足
・腸腰筋の弱化
・足部の不安定性
スタンディング フットワークのポイント

・前足部と後足部の連動を感じる
・第1列の底屈保持
・身体全体の軸の伸長を意識する
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この記事を書いた人
Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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