FRピラティスエクササイズ 「ニーリング エロンゲーション」解説

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

 

本日はFRピラティスベーシックエクササイズ「ニーリング エロンゲーション」の解説です。

 

ニーリング エロンゲーションの効果

 
ニーリング エロンゲーションの効果は以下の通りです。
 
重力に抗したカラダのポジションの獲得(軸の伸長)
 
 
脊柱の回旋運動の連動性の獲得(柔軟な脊柱とカップリングモーション)
 
 
腰部、骨盤帯の安定化と胸部の柔軟性向上
 
 
ニーリング エロンゲーションの理解には脊柱のカップリングモーションという背骨の動きの特性をしっておけば、どの部位がどのように動いて、最終的にどこの動きに繋がってくるのかという部分がとても理解しやすくなります。
 
 
そのため、脊柱のカップリングモーションについてもう一度おさらいをしてみましょう。
 

 

脊柱のカップリングモーション

 
背骨には3つのカーブが直立している時に存在します。
 
 
この直立位で構成される3つのカーブは頸部、胸部、腰部の3つに分けられます。
 
 
このカーブは上の図のように体を横から見た時、前後に形成されているカーブであることがわかります。
 
 
しかし、背骨が直立している時、左右のカーブは存在しません。
 
 
この背骨のカーブがあるため、歩行時の床からの衝撃や頭蓋骨の重さを支えることができます。
 
 
ただ、直立しているだけですと前後の衝撃にはたわむことができますが、左右の衝撃に対してはたわむことができず、衝撃を吸収することができません。
 
 
では、どのようにして背骨は左右の衝撃吸収をしているのか。この部分でカップリングモーションの重要性がでてきます。
 
 
ではここからカップリングモーションの解説です。
 
上の図は一例ですが、脊柱が左に回旋すると、胸部は左に側屈し、腰部は右に側屈します。これは胸椎と腰椎の関節の構造によるものです。
 
 
つまりは、脊柱は回旋が起こることで前後方向の3つの弯曲に加えて左右方向の3つの弯曲を形成します。
 
 
この回旋動作によって起こる弯曲の形成を脊柱のカップリングモーションといいます。
 
 
次に脊柱のカップリングモーションの動きはどこから起こるの?について解説します。
 
 

 
 

脊柱の動きの始まり

 
脊柱の動きは肩甲骨と連動し、胸椎から起こります。
 
では、肩甲骨の動きと胸椎の動きをもう一度おさらいしてみましょう。
 
 
肩甲骨 胸椎
両側の前方突出 屈曲
両側の後退+肩関節伸展 伸展
両側の前方突出+肩関節屈曲 伸展
一側の前方突出+対側の後退 回旋
一側の上方回旋+対側の下方回旋 側屈
両側の上方回旋 伸長
両側の下方回旋 伸長
 
ニーリング エロンゲーションでは常に肩甲骨を前方突出位で保持するために、肘を少し前に押し出した状態にします。
 
肩甲骨の動きから胸椎の動きが起こり、胸椎の回旋が脊柱全体の回旋へとつながります。
 
 

 
 

ニーリング エロンゲーションでみられる代償動作

①脊柱回旋時に殿部が引けてしまう。
 
考えられる問題点:
 
回旋方向の股関節の内転筋の弱化
 
回旋方向の内腹斜筋の弱化
 
軸の伸長が不十分
 
 
②回旋時に肩がすくむ
 
考えられる問題点:
 
回旋方向の肩甲骨を引いて回旋している
 
頭頸部の不安定性
 
前鋸筋の弱化
 
胸部の柔軟性の低下
 
 

 

ニーリング エロンゲーションのポイント

 
肘を後ろに引かないように意識する
 
視線は斜め上で遠くを見る
 
軸の伸長を常に意識する
 
骨盤は常に正面を向いているように意識する
 
 

 
 

お知らせ

※パーソナルセッションのスケジュールは随時更新しております。

※下記カレンダーにてスケジュールを確認後、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。

スケジュールカレンダー

クリックしていただくとレッスン可能な時間帯の詳細を見ることができます。

パーソナルセッション/整体/靴中敷き作成

グループセッション/勉強会

お問い合わせフォーム

    エクササイズ動画

     

    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・予防運動アドバイザー
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
     
     
     

     

    Bodywork Salon Compassesとは

    こころとからだの指針と紡ぐBodywork Salon Compassesではヨーガとピラティスを通じた心身コンディショニング・姿勢の改善やマッサージ・整体による痛みのケア(関節痛:首痛、頸痛、首コリ、肩こり、背部痛、腰痛、股関節痛、膝痛み、足痛や足部の変形:外反母趾など)、循環改善・むくみケア・姿勢と歩きの改善を行なっております。 ホームページではレッスンの内容や料金について詳細がわかりますので、この記事の最後の「ホームページはこちら↓↓をクリック」からのぞいてみてください。

     

    ホームページはこちら↓↓の画像をクリック

    LINE公式アカウント、Facebookアカウント、公式Instagramアカウントができたので

    【フォロー】や【いいね!】をよろしくお願いします!

     

     

     

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました