こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
ここまでで、ピラティスの基本原則のうち「姿勢」と関係の深い③アライメント④正中化⑤肩甲帯の組織化⑥コアの制御⑦足のアーチについてと「動き」と関係の深い⑨関節の分離運動⑩脊柱の分節的運動⑪選択的呼吸について、そして「姿勢」と「動き」のジョイント部分である⑧軸の伸張(抗重力伸展活動)についてまとめてきました。
これらの要素が全て達成されることで、最終的に「効率的な運動」という運動とエネルギー代謝の相関関係の要素が達成されます。
ピラティス自体が動物として動くために必要な要素を原則としてまとめてくれているので、要素1つ1つは動くための姿勢の構成要素となり、それらが動きの構成要素にもなるということが明確になりますね。
今回は、この動きについて、姿勢の構成がどこから始まっていくのかについてまとめていきたいと思います。
目次(Contents)
姿勢を発達過程から考える

この頭部の活動は仰向けでも行われ、側方や腹ばいでも行われることが活動の始まりになります。
頭部には平衡感覚器官や視覚器官、聴覚器官、食物を摂取する口など情報が入ってくる感覚器官が多くあります。
身体の姿勢の保持ではこれらの感覚情報を統合して運動という表出をしていることになります。
そのため、情報量や情報の代償などによって頭位は定位されています。
情報をどう解釈し、どのように表出するのかという反応方法や運動量の調節・出力の調節は、周囲環境と自分の関係性を認知していく過程で取得されていきます。
情報を収集するための感覚器官を高い位置に引き上げていく作業が姿勢を構成するために発達の中でなされていることになります。
作用と反作用
頭部を上にあげていくためには、床から頭を支えるという支持力も必要になってきます。
要は上に引き上げる作用を大きくしていくためには、床の方向へ引き下げていく、もしくは床を押すという反作用方向への力が必要不可欠になります。
発達の中でも、四つ這いをとっている時、頭部を上に引き上げていく時には肘で床を押し、肩甲骨を引き下げることによってより高く頭を引き上げていきます。
これと同時に背筋群や下半身での支え、膝や足部での支持に最終的には移行し、直立二足歩行という姿勢になります。
ベクトルを学習する
発達の中ではこの運動方向のベクトルを抗重力伸展活動の中で学習していきます。
床を押すといってもどの方向に押せば身体を上に伸ばしていけるのか、身体を通して高さの概念を学習していっているのです。
このベクトルの方向性が逸脱してしまうと直立している状態もアライメントが崩れた状態になったり、正中化をとることが困難になることがあります。
ベクトルの方向性を合致していくには、どのような感覚入力が入っているのか、感覚器官自体がどのようなシグナルを送っているのか、シグナルの統合はどうなっているのか、統合された情報に対してどのような身体反応が出現しているのかという部分全てを乱すことなく流していく必要があります。
このように、重力環境下の中で、頭部という情報収集器官がどのような状態にあり、状態ごとに入ってくる情報がどのようになっているのか、その情報収集を経ての表出との差を判別しフィードバック機構そしてフォードフォワードレベルでの表出の修正をベクトル、そして作用反作用という力の方向性の調整を学習していっています。
頭部がなぜ姿勢を構築する最初の部分なのかということを感覚器官や後に発育していく中での身体との感覚統合や運動出力の調整をみていくと明確になってきます。
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Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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