こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
前回は肩甲帯の組織化についてまとめを書いていきました。
前回の記事は下の画像をクリックしてください。
今回は、肩甲骨と胸椎・胸郭の動きについてまとめていきたいと思います。
目次(Contents)
肩甲骨の動き

運動学という学問の分野では赤い矢印、青い矢印、オレンジの矢印の3方向の動きで肩甲骨の動きは表現されます。
赤の矢印は挙上・下制という肩をすくめる方向の動きと下げる方向の動き、青い矢印は外転・内転という肩甲骨同士を引き寄せる動きと外側に開いていく動き、オレンジの矢印が上方回旋・下方回旋という上に回転する動きと内側に回転する動きになります。
人は肩甲骨が背面についているので、このような3方向の動きがメインとなりますが、四足動物は体の側面に肩甲骨がついているので特に外に押し出していく方向である外転や・上方回旋という動きがメインになってきます。
肩甲骨を引き込む力より押し出して体重を支持するという機能が四足動物は大切であるということがここでも分かりますね。
もし、トレーニングの一環として肩甲骨が関係する動きをするのであれば、肩甲骨がどの位置でどの方向性に向かって機能を果たそうとしているのかを見ていく必要がありますね。
人は両方の肩甲骨が空間に位置しており、四足動物は片方が支えにならなければもう片方の肩甲骨を動かすことはできません。
四足動物ではこの左右の肩甲骨の間のヒンジの機能をしているのが、鎖骨同士の間にある胸鎖関節です。
人の肩甲骨は片方支えになるということを必要としない分、体の他の部位で支えや安定性を構成していかなければなりませんので、この要素は「肩甲骨」の動きや機能ひとつをとっても人と四足動物、類人猿との比較でわかってくる部分がたくさんありますね。
肩甲骨と連動する胸椎の部位


肩甲骨と胸椎の動きの関連性はどこにあるのかを知るためには、肋骨の関節面の形状と呼吸時の胸郭の動きを理解することでわかってきます。
肋骨の関節面は下図のように肋骨の頭の部分と胸椎との関節と、肋骨の側面と胸椎の横突起の関節の2つの関節を形成します。
この肋骨の側面と胸椎の横突起の関節である肋横突関節の関節面の方向が胸椎の上の部分と下の部分では異なっています。
呼吸の動きと肋骨の動きを確認しながら、肋横突関節の関節面の方向性を見て行ってみましょう。
これは肋骨でも上の部分(胸椎でも上の部分の関節面)の図になります。 吸う息の時は肋骨は左右の動きよりも前後・上下の動きの方が大きくなります。 この関節面を見てみると関節面は体を左右に軸を通る面となります。
これは肋骨でも下の部分(胸椎でも下の部分の関節面)の図になります。 吸う息の時は肋骨は前後の動きよりも左右の動きの方が大きくなります。 この関節面を見てみると関節面は体を前後に軸を通る面となります。
つまり、胸椎でも上の部分は左右よりも上下や前後の動きと連動し、中下に移動するにつれて左右の動きと連動が起こるということになります。
特に人は肩甲骨は背面に位置しているので前後の動きより左右の動きの方が動きが大きいので、胸椎の動きとの連動も左右の動きの方が連動しやすいということになります。
では、胸椎でもどの部分が前後・上下の動きと連動し、その部分が左右の動きと連動するのか?が気になりますよね。
胸椎は12個ありますが、上の4つは上位胸椎、中位胸椎は5〜8胸椎、下位胸椎は9〜12胸椎と分類できます。
単純に上位胸椎は前後・上下の動きに、中・下位胸椎は左右の動きに連動しやすいと考えていいでしょう。
これは脊柱の構造を見てもわかるのですが、第4胸椎を境にして前弯と後弯部が移行しているのです。
これは側弯症の専門的なアプローチであるシュロス法や側弯トレーナーの中でも言われていることになります。
構造上でも機能的な面を見ても、上位胸椎と中・下位胸椎は異なるということが分かりますね。
胸椎の動き
胸郭の構成
肩甲骨の動きと胸椎・胸郭の動き
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Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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