ピラティスの基本原則:⑤肩甲帯の組織化

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます  

 

 

広島県福山市を中心に活動しています  

 

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

 

前回はピラティスの基本元素である④正中化について書いてきました。

 

 

今回は、⑤肩甲帯の組織化について解説していきます。

 

 

ピラティスの基本原則や1つ1つの原則が姿勢、動き、エネルギー代謝のどの部分に関係しているかはこちらの記事を読んでみてください。

 

 

 

肩甲帯とは


 
 
肩甲帯は肩甲骨+上肢(腕)+鎖骨+胸郭(肋骨と胸骨)とこれらが構成する関節複合体のことである。

 

肩甲骨は単一の骨ですが、動きを前提とした複合体のことを肩甲帯といいます。

 

 

ヒトの機能から考えた肩甲帯の位置とは


 
四足動物は胸郭の形や肩甲骨の位置が人とは異なり、側面に位置しています。
 
 
 
これに対して、人の肩甲骨は側面というよりは後面に位置しています。
 
 
胸郭の形自体が異なるので人の肩甲骨の位置は四足動物の肩甲骨の位置が異なります。四足動物は力強く地面を支えるため、地面に対して肩甲骨が垂直な位置にあります。
 
 
 
肩甲帯として四足動物を捉えるのであれば上肢(前脚)は地面に対して垂直に、その延長線上に肩甲骨の関節面と鎖骨が位置しています。
 
 
 
 
人は肩甲骨は地面に対して垂直ですが、上肢との関節面は側方に位置し、その上肢は関節面から下にぶら下がっています。鎖骨も地面とほぼ平行な位置を呈しています。
 
 
 
発達の中でハイハイをしたり、たか這いをする時は腕で地面を支えますが、その時以外は手で体重を支える機会は少なくなってしまいます。
 
 
 
人の胸郭の形を見てみましょう。
 
この図のように人の胸郭は楕円形をしています。

 

 

では、四足動物の胸郭を見てみましょう。

 

この胸郭の形から、肩甲骨の動きは胸郭の形に沿うような動きになります。

これは直線的な動きではなく、円形の動きになります。

歩く時に円滑に腕が振れるのはこの胸郭の形が楕円形であるためですね。

 

 

 

しかし、⑤肩甲帯の組織化は姿勢を構成する要素であるとしました。

動きとして考えてみれば胸郭の形と肩甲骨の動きの関係性が大切になるのですが、ここからは姿勢との関係性を捉えてみます。

 

 

 

肩甲帯には頸部についている筋肉が多くついています。そのため、肩甲帯は上に上がりやすく、いわゆる肩が竦みやすい環境にあります。

この頸の筋肉で頸が支えられるためには、肩甲骨自体が安定していなければなりません。肩甲骨が上に上がっている時は浮き上がった状態になります。

 

この浮き上がりを防ぐ筋肉は前鋸筋といい、肩甲骨を引き下げる筋肉です。

 

 

また、肩(肩甲骨)がすくむと頸は縮む方向へ、肩甲骨が引き下がると頸は伸びる方向へ姿勢を取りやすい環境になります。

 

 

重力に抗した姿勢をとっている状態では、肩甲帯は重力方向に働き頭は上に引き上がっていきます。

 

 

このようにして直立している姿勢が構成されていきます。

 

 

動きの視点からしても、姿勢保持の視点からしても肩甲帯は下に下がっている位置が安定している位置ということになります。

 

 

組織的に働く肩甲帯とは


 
肩甲骨の位置と姿勢の関係性については上記で書きました。
 
 
 
人の肩甲骨の機能は
 
①頭頸部を上に伸ばすためのバランサーとして下に引き下がる機能
 
②歩く時に腕の動きを背骨そして骨盤・脚に伝えるための伝達機能
 

四足動物は③体重を支持するという機能が追加されます。

 

この①、②の機能を達成するために必要なのが、前鋸筋と腹斜筋になります。

前鋸筋は肩甲骨を引き下げる作用があり、腹斜筋は前鋸筋に連結し、骨盤帯に付着しています。

 

 

これらの筋肉が働くことで、体の一組織として肩甲骨を機能させていくことができるのです。

 

 

次回は肩甲骨の組織化について少し深めて考えていきたいと思います。

 

 

肩甲骨と胸椎・胸郭の関係性、そして肩甲骨と鎖骨の関係性について次回は書いていきます。

 

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この記事を書いた人

Daisuke Nobuchika

・理学療法士
・ファンクショナル ローラー ピラティス マスタートレーナー
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス マスタートレーナーを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
 
 
 

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コメント

  1. […] ピラティスは単なる筋力トレーニングではなく、筋骨格系の機能解剖学に基づいた姿勢制御・バランス機能の向上を図るといった全身性の運動連鎖や身体の使い方に特化しています。1つ1つのエクササイズはこの身体機能の促通を目的としており、効率的な運動へと身体を導きます。今回はエクササイズにおける姿勢制御とバランス機能についてです。 ピラティスの基本原則:⑤肩甲帯の組織化 […]

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