ニュートラルであることを調整する筋肉の特徴

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

 

 

前回はピラティスの基本原則である「アライメント」について書いていきました。

 

(前回の記事がまだの方はこちらの画像をクリックすると記事が見れます)

 

今回は、ピラティスの基本原則である「アライメント」に関わる筋肉の特徴について書いて行きます。

 

 

ニュートラルの調整➀インナーマッスルとアウターマッスル

筋肉には骨に近い部分にあるインナーマッスルと骨から遠い部分にあるアウターマッスルに分けられます。

 

 

骨同士がニュートラルであることを調整する為には骨の位置がどのような状態であるかという感知する部分と、微細な筋肉の収縮調整が必要になります。

 

 

この感知や筋肉の微細な収縮調整は主にインナーマッスルが行っています。

 

 

アルターマッスルは基本的には表側にあり、動きを司る働きをします。(アウターマッスルにも感知する器官はあります)

 

 

ここから筋肉の解剖学的な特徴(収縮・弛緩の機序ではなく、感知器や収縮調整器官として)を書いていきます。

 

 

筋肉には筋紡錘という筋肉の状態を感知する部分(これを錘内筋線維という)と主に縮む・緩みにより関節の動きを発生させる部分(これを錘外筋線維)があります。

 

 

この筋紡錘は筋肉の長さの状態や伸ばされている速度に反応し、筋肉の状態を感知しています。

 

 

筋肉は関節の周囲にあり、関節の状態を筋肉によって感知しています。

 

 

では次にインナーマッスルとアウターマッスルの筋紡錘の数についてです。

 

 

例えば手の筋肉は小さいですが、30個程度、ヒラメ筋は大きいですが60個程度であり、その個数は細かい運動をする筋では密度が高いといわれています。

 

 

ヒラメ筋自体はインナーマッスルなので、これは筋肉の大きさが大きければ大きいほど数が少なく、密度は少ない。小さければ密度が大きいということになります。

 

 

インナーマッスルとアウターマッスルの大きさを比べると、インナーマッスルは単関節筋であることが多く、アウターマッスルは多関節筋であることが多いです。

単関節筋はその大きさは多関節筋に比べて小さく、その名の通り1つ1つの関節を単独で動かしたり、その関節の位置を調整したりします。

 

 

つまり、ニュートラルという状態はインナーマッスルという筋肉で関節の状態を感知し骨と骨の関係を

➀骨と骨が一直線上にある状態

②関節面が平行である

状態であるように調整している状態です。

 

ニュートラルの調整②腱紡錘


筋肉には筋紡錘の他に腱紡錘という筋肉の長さを感知する受容器官がある。

 

 

この腱紡錘は筋肉の腱の部分にあり、その感度が外力に対する感度と自力で動いている時の感度が異なります。

 

 

この感度は自力で動いている時の方が敏感で、外力に比べて筋肉の状態を検知しやすい状態になる。

 

 

以上がニュートラルを調整するインナーマッスルの筋肉の働きとその特徴になります。

 

 

 

まとめ

・インナーマッスルが関節の位置的情報を感知する。

・インナーマッスルの筋紡錘は数が多く(密度が高く)、腱紡錘との相互の情報収集で筋肉の状態を保つ。

・ニュートラルは筋肉の状態にも依存する。

 

 
 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・予防運動アドバイザー
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
     
     
     

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