こんにちは、こんばんは、おはようございます
広島県福山市を中心に活動しています
理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。
では、さっそく今回はピラティスの構成要素である基本原則③アライメントについて書いていきたいと思います。
※この③以外にも基本原則は残り13個あります。
まず、ピラティスの14の基本原則を再確認したい方はこちらの記事をお読みください。
(クリックしていただくと記事を見ることができます)
目次(Contents)
アライメントの意味とは
骨が骨に積み重なるとは
骨と骨は継ぎ目を形成し、これを関節といいます。
関節の周囲にはその継ぎ目が破綻しないように靭帯や関節を覆う袋の関節包や筋肉、神経、血管、脂肪、皮膚など軟部組織と呼ばれる組織が多く存在します。
つまり、積み重なった状態(一直線である状態)からズレが生じないために柔らかい組織で周囲を囲われているのです。
関節が動かなれば身体の動作は構成されないので、関節自体にも動きがあります。
今回は関節の動きという動作には話をフォーカスしないため、ここからは関節がどのような状態であれば、骨と骨が一直線に並んでいるのかということを書いていきます。
骨が一直線に並んでいる状態=ニュートラル
骨と骨が一直線に並んでいる状態をニュートラルといいます。
このニュートラルという状態を説明していきます。
ニュートラルであるための条件はいくつかあります。
①骨の長軸が一直線にあること
②関節の面が平行であること(関節面が楕円形や円形の場合もある)
※②の場合は骨の長軸は一直線上になく、骨の長軸の延長には交差点が存在します。
この図の中心部の黒い部分の上下が骨になります。
この図であれば骨と骨の長軸は一直線上になります。
またこの図では関節面(水色の部分)が少し曲線を描いていますね。このような場合ですと関節面の平行と言っても少し幅があると考えていいでしょう。
関節が曲がっていてもニュートラルの状態を構成することができます。
この骨の状態を重力下という部分も踏まえて考えると以下の図のようになります。
左の図のように骨同士が一直線になり、直立している状態では上から重力が加わっています。
ニュートラルを重力下ということを含めて捉えてみると、上からの重力に対して支える面積が最も大きく面として支えることができる位置になります。
もちろん、この関節の周囲には靭帯や関節包、筋肉等たくさんの軟部組織があります。この関節が一番安定している位置であることを保持するためには、この関節の位置情報を収集し、修正していくことが必要になります。(感覚系が鈍いと靭帯や関節包に寄りかかっていく形となり、急激な外力などで怪我をするリスクにもなります。ここで重要な調整器官となるのが筋肉になります)
このニュートラルの位置で骨が積み重なっていくとこの図のように背骨という一つの繋がった構造を形成します。
ピラティスで目指しているアライメントは関節がニュートラルであること。
これにつきます。基本的な姿勢の中ではこのニュートラルというアライメントを重要視しています。
ここまでがピラティスの中でのアライメントについてになります。
ここからはアライメントについて少し深めて書いて行きたいところですが、また次回に書いて行きます。
次回以降は「ニュートラルであることを調整する筋肉の特徴」、「ニュートラルの状態で動けている時になぜ効率的な動きになれるのか」、「ニュートラル保持で動く場合とそうでない場合の違い」、「ニュートラルである時の動きの派生」、「1つ1つの関節のニュートラルを捉えてみよう」
という題でアライメントについて深めて捉えてみましょう。
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Daisuke Nobuchika
・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
・予防運動アドバイザー
・歩行アドバイザー
・側弯トレーナー
広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
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コメント
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