『機能障害と関節 VOL17』

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

『手足を自由に使うために』

久々のシリーズです。

 

本日はオールフォアーズというエクササイズを「機能障害」と「関節」という視点から捉えてみたいと思います。

 

このエクササイズは四つ這いで行いますが、そもそも四つ這いを取ることで促すことができる機能面は何処なのでしょうか?

 

 

動物は魚類から四つ足動物を経て直立二足歩行へ進化を遂げてきました。

この四つ足動物としての四つ這いです。

 

四つ這いをとるために必要な機能は

肩甲骨の前方突出・上方回旋という肩甲骨〜体幹部を機能的に安定する位置にすることと

腹部を安定させることです。

 

逆に言えば四つ這いをとることでこれらの機能を促すこともできます。

 

関節の機能障害が起こりやすい部位として頸胸部と胸肋部、そして腰仙部ですが上記のように肩甲骨を組織化させた位置に置くためには、脊柱全体が長く引き伸ばされている必要があります。また腹部や骨盤帯を安定させ、体の正中化やコア(体幹部を含む)のコントロールをするためにもこの脊柱全体を引き伸ばしておく必要があります。

 

四つ這いで重力を頭頂から体全体で感じることがアライメントとして不可能ですが、身体感覚としてその位置を取り続けることで肩甲骨の組織化、腹部の安定化という四つ這いにて促しやすい機能面が活性化されます。

 

ではこれらの機能を統括すると…

体の軸を伸長する意識を持つことで、肩甲骨の組織化が図れる。

これは赤ちゃんがハイハイから四つ這いをとる前に首が座り頭のてっぺんを重力に抗するという体の軸を身長するという機能があって初めて肩甲骨が機能的にコントロールできるという発達の段階と同じことになります。

 

そして、肩甲骨の組織化=前鋸筋の活性化、そして前鋸筋・腹斜筋の筋連結によって腹部の安定化を図ることが二次的に起きてきます。

 

なので、腹部は自ら固めて安定させる必要は全くないということです。

 

頭で体のここをこうして…ああしてと考えなくとも、頭頸部の伸長感と体全体の伸長感を一体化させることを意識していく中で、自然と体は使えてきます。

体を使う方向性は大切ですが、使うべきところは自然と使えてきます。

 

話を戻しまして…

オールフォアーズ自体が四つ這いでこの機能を活性化し、そこから手足を動かしていきます。

手や足の使い方も上げようとするのではなく、前後に伸ばして体全体の伸長感と一体化しているかどうかに意識を向けてみてください。

 

肩甲骨を組織化することが難しかったり、腹部を安定化することが難しい場合は手足で支えている時に肩甲骨の内側が浮き出てきたり、腰が反ってしまったり、あるいはお尻に力が入り過ぎてしまい体全体がぐらついてしまうことがみられます。

 

自分の体をどう鍛えるかにプラスして、どう使いながら鍛えていくか(どの機能を獲得していく必要があるのか)にも視点がいくと、将来の関節の変性や関節のぐらつき、体力の低下、呼吸機能の低下、血管機能の低下、二酸化炭素耐用能力の低下の予防に繋がってきます。

 

ご自身の体の機能や形態を把握して美しさや健康へ活かしていって下さい。

 
 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・予防運動アドバイザー
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
     
     
     

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