『機能障害と関節』VOL1

こんにちは、こんばんは、おはようございます

 

広島県福山市を中心に活動しています

 

理学療法士、ヨーガ・ピラティスパーソナルトレーナーのダイスケです。

 

動きの滑らかさ

体を動かす時にその滑らかさや動きの大きさはパフォーマンスやスポーツの中では特に重要視されます。

 

日常的な動きの中でもダイナミックな動きはないことはありませんが、競技や舞台でのパフォーマンスでは日常的な動きからさらに大きな動きが必要であったり、また逆に日常的でないがために体への負担を大きくしてしまうこともあります。

 

靭帯や関節自体の柔らかさなど個性によるものもありますが、ヒトとしての体(骨格や筋肉)の特徴を知っているだけでも、必要な動きの大きさやまた滑らかさを自分で調整することができます。

 

ではこの動きに関わっているものは何なのでしょうか?

 

今回はコントロールするという視点ではなく、何をコントロールしようとしているのか、その特徴についてです。

 

 例えて言えば、車をどう運転するかではなく、車の構造や特徴について知るという感覚で読んでみてください。  

 

体の動きを司る関節

ここで全身の関節の部位と数を挙げていきます。

 

関節には可動関節という実際に動きがある関節(滑膜関節)と、不動関節という動きがない関節(線維性の関節)、少し動きのある軟骨性の関節があります。

 

ここでは可動性の関節を主に挙げていきます。

上肢

【肩複合体】3個

・肩甲窩上腕関節

・肩鎖関節

・胸鎖関節

【肘部】3個

・腕尺関節

・腕橈関節

・近位(上)橈尺関節

【手部】32個

・遠位(下)橈尺関節

・橈骨手根関節

・手根骨

(豆状骨−三角骨、三角骨−月状骨、月状骨−舟状骨、三角骨−有鈎骨、月状骨−有頭骨、舟状骨−有頭骨、舟状骨−小菱形骨、舟状骨−大菱形骨、有鈎骨−有頭骨、有頭骨−小菱形骨、小菱形骨−大菱形骨)

・手根中手関節

(第1:第1中手骨−大菱形骨、第2:第2中手骨底−大菱形骨・小菱形骨・有頭骨の遠位面、第3:第3中手骨底−有頭骨の遠位面、第4:第4中手骨底−有頭骨・有鈎骨、第5:第5中手骨底と有鈎骨の遠位面)  

・中手指節関節(MP関節:Metacarpophalangeal joint)

(第1〜第5:それぞれ中手骨と基節骨)  

・手の指節間関節(IP関節:Interphalangeal joint)

(近位指節間関節:第2〜第5:基節骨−中節骨)

(遠位指節間関節:第2〜第5中節骨−末節骨)

※母指は1つのみ。

 

下肢

【股部】1個

・股関節

【膝部】3個

・脛骨大腿関節

・膝蓋大腿関節

・近位脛腓関節

【足部】30個

・遠位脛腓関節

・距腿関節

・距骨下関節(距踵関節)

・距踵舟関(ショパール関節:踵−立方骨、距骨の前・中距骨関節面−踵骨の前・中踵骨関節面)

・踵立方関節

・楔舟関節(舟状骨−第1楔状骨、舟状骨−第2楔状骨、舟状骨−第3楔状骨)

・楔間関節(第1楔状骨−第2楔状骨、第2楔状骨−第3楔状骨)

・楔立方骨関節(立方骨−第3楔状骨)

・足根中足関節(足根骨遠位−第1〜第5中足骨底)

・中足間関節(第1中足骨−第2中足骨、第2中足骨−第3中足骨、第3中足骨−第4中足骨、第4中足骨−第5中足骨)

・中足指節間関節(第1〜5中足骨頭−第1〜第5基節骨底)

・足の指節間関節(第1基節骨頭−第1末節骨底、第2〜第5基節骨頭−第2〜第5中節骨底、第2〜第5中節骨頭−第2〜第5末節骨底)

 

脊柱

【頸部】9個

・環椎後頭関節(C0/C1)

・環軸関節(外側環軸関節、正中環軸関節)(C1/C2)

・環椎椎間関節(C2/C3、C3/C4、C4/C5、C5/C6、C6/C7、C7/Th1)

【胸部】34個

・胸椎椎間関節(Th1/Th2、Th2/Th3、Th3/Th4、Th4/Th5、Th5/Th6、Th6/Th7、Th7/Th8、Th8/Th9、Th9/Th10、Th10/Th11、Th11/Th12、Th12/L1)

・肋横突関節(第1〜12肋骨結節関節面-第1〜12横突肋骨窩)

・胸肋関節(第1〜7肋軟骨-胸骨肋骨切痕•胸骨柄と胸骨体の接合部)

・肋軟骨関節(第6〜9肋骨)

【腰部・骨盤帯】6個

・腰椎椎間関節(L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5)

・腰仙関節(L5/S1)

・仙腸関節

 

これらは片側の数のなので、2倍すると(正中環軸椎関節は1つなので1とカウントしています)

121個×2−1=241個になります(足りていない箇所があればすみません)。

この関節が動くことで体が動くわけですが、意識的に1つ1つを動かすということは多分誰しもしていないことだと思います。

身体を動かす時は連動して動くのですが、その連動がうまくいかなくなったり、繋がりが滞ってしまうと、関節の生理運動が阻害されているかもしくはニュートラルから逸脱した動きとなり、一定の方向性に変位的な動きになってしまうために疼痛やしびれ感といった症状が出現してしまうこともあります。

 

次回からはこの関節の動きが阻害された時の症状やその部位とセルフメンテナンスしていくためにはどのような動きが必要なのかを掲載していきます。

 
 

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    この記事を書いた人

    Daisuke Nobuchika

    ・理学療法士
    ・ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクター
    ・Yoga Teacher(Triyoga®︎、3A`s)
    ・予防運動アドバイザー
    ・歩行アドバイザー
    ・側弯トレーナー
    広島県福山市出身。小学校から社会人にかけてバスケットボールを続けてきました。高校生の時に人の役に立つ仕事に就きたいという思いと部活のトレーナーが理学療法士であることもあり、理学療法士を志す。2011年、理学療法士免許習得。総合病院、整形外科病院在籍中にピラティス、ヨガに出会う。2017年ファンクショナル ローラー ピラティス アドバンスインストラクターを習得。現在、理学療法士として臨床現場とインストラクターとして活躍中。 また、臨床中に患者様と関わる中で「病気になる前の予防の重要性」を感じ、『病気に囚われない予防の実現』を人生のテーマに日々邁進している。
     
     
     

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